インプレスグループで鉄道や旅、歴史関連のメディア事業を展開する天夢人(本社:東京都千代田区)は、レールウェイライター岸田法眼さん著による「大阪の地下鉄大研究」を2023年10月3日(火)に刊行しました。
関西初の地下鉄であるOsaka Metro御堂筋線の梅田~心斎橋間が1933年5月20日に開業してから、2023年で開業90周年を迎えました。
Osaka Metroは大阪市営地下鉄を前身にもち、地下鉄8路線、新交通システム1路線の路線網を築く鉄道事業者です。大阪市営地下鉄は、日本の公営交通では初めて、線路の脇にもう1本設けた給電用のレールから電気を集電する第三軌条を採用したほか、世界で初めて地下鉄駅に冷房を設置、さらに日本の地下鉄駅で初めてエレベーターを導入するなどエポックメイキングな出来事も多く、民営化された現在も多くの人々に利用されるだけでなく、趣味的な面からも注目を集めています。
そこでこの本は、Osaka Metroと前身の大阪市営地下鉄の歴史、路線、車両、トリビアを取り上げ、大阪の地下鉄の魅力を紹介します。
(など詳細は下の図表を参照)
第一章 大阪の地下鉄90年間のハイライト
1933年に御堂筋線が開業してから、2023年で90年を迎えた大阪の地下鉄。その長い歴史の中からエポックとなる出来事を取り上げて紹介しています。
第二章 Osaka Metro全路線&相互直通路線
Osaka Metroは地下鉄8路線129.9㎞と新交通システム1路線7.9㎞の計137.8㎞の路線網を有しています。その全路線とともに、相互直通先である北大阪急行南北線・南北線延伸線、近鉄けいはんな線、阪急千里線・京都本線も紹介します。
第三章 Osaka Metroを走る現役車両と保存車両
中央線の最新型車両400系・30000A系をはじめとしたOsaka Metroの現役車両、保存車両のほか、直通運転で使用される北大阪急行、近鉄、阪急の車両も併せて紹介します。
第四章 大阪の地下鉄トリビア集
中央線は地下鉄路線として日本で初めて地上区間のみで開業した、谷町線の八尾南駅は第3軌条地下鉄で唯一地平の終着駅であるなど、Osaka Metroのトリビアを紹介します。
「大阪の地下鉄大研究」(A5判・176ページ)は定価2,200円で全国の書店のほか、「Amazon」や「楽天ブックス」などのオンライン書店でも発売中です。